感情で反応すること

行動において、意志と感情と判断が統御されていること。
その前提にあるのが整理すること、自分の問題に向き合うということなのだと思う。

感情のままの育児行動に振り回されている子どもは混乱の中に生きてしまうし、
親に基本的信頼感のないところに、くつろいでふるまうことを模倣させるのは難しい。


いつか地域での会合で「最近の子どもはうんぬん」
という話になった。年輩の男性がほとんどだったのだが、
「でも、結局子どもは大人と同じことをしているだけですよね。だとすればわれわれにも責任がある」
と言われる方がいて話の輪が一瞬しんとした。
思わずお顔をみてしまったぐらいだった。


憎しみも、いらだちも、辛さも全開で放出する。
どこか箍が外れたような。もしくは全速力で中心を避けて回り続けているような。
それが、本当に考えること思うことをやめている状態なのだと思う。