6人と約70人のツミ

続報が、少しづつネットでも流れている。最初に聞いたとき、大昔読んだ本を思いだした。(画像は文庫版)

産婦人科病棟 (集英社文庫)

産婦人科病棟 (集英社文庫)

今日同業の友人に会ってちょっと喋った(彼女は老健でバイトしている)のだが、あの病院に勤めたいと思ったことはない、という点で一致した。
本当に問われるべきは、資格とか免許を自分たちがどうとらえるかだ。

クライエントの安全を要求される職場で、「人を回す」ことにだけ汲汲としていると、感覚が麻痺して来るのだろうと思うのだ。やがて自分自身の職種にもプライドを失う。本来は管理者の資質や価値観に歪みがあるのに、その場で適応してしまう。保育や介護の現場にもこの傾向が進んできているような気がする。

医師や医師会の問題とは別に、厚生労働省と看護協会はスタッフ全員の詳細な聞き取り調査をし、公表したほうがいいと思う。なぜそこでそういう働き方をしたいのかしてきたのか、ということだよ。